G20、米中摩擦に懸念=安倍首相「世界経済のリスク」-首脳会議初日終了

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【ブエノスアイレス時事】アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開幕した20カ国・地域(G20)首脳会議は30日午後(日本時間12月1日午前)、初日の討議を終えた。通商問題に関する議論では、米国と中国の貿易摩擦を懸念する意見が表明され、自由貿易体制への支持をしっかり確認すべきだという声も出た。安倍晋三首相は「貿易をめぐる緊張の高まりは世界経済の深刻なリスクだ」と述べた。

日米欧などの先進国・地域と新興国の首脳が参加。安倍首相のほか、トランプ米大統領、習近平中国国家主席、マクロン仏大統領らが出席した。1日午後(同2日未明)閉幕予定で、首脳宣言の採択を目指す。

初日は、世界経済や通商・国際金融などについて討議。安倍首相は「G20のリーダーは自由で公正な経済ルールを推進する必要がある」として、G20としての結束を呼び掛けた。

貿易摩擦が激化する中で機能不全が指摘される世界貿易機関(WTO)改革も取り上げられた。安倍首相は「ルールに基づく多角的貿易体制の強化に向け、WTO改革が喫緊の課題だ」と述べ、G20メンバーに改革の後押しを求めた。

11月30日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開幕した20カ国・地域(G20)首脳会議の記念撮影に臨む安倍晋三首相(右)、トランプ米大統領(中央)とマクロン仏大統領(EPA時事)

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