ポケベル、来年サービス終了=登場から50年、携帯に押され

経済・ビジネス

国内で唯一、ポケットベル(ポケベル)を使った無線呼び出し事業を展開している東京テレメッセージ(東京)は3日、来年9月末でサービスを終了すると発表した。利用者の減少が主因。携帯電話などに押され、ポケベルはサービス開始から50年で姿を消す。

ポケベルの無線呼び出しサービスは、国内では1968年に電電公社(現NTT)が開始。その後、端末が小型化し、持ち運びしやすくなるにつれて、外回りの営業職を中心に利用者が拡大。90年代に入ると、女子中高生らがメッセージを送り合うツールとして一大ブームとなった。

契約数はピーク時には1000万件を超えたが、90年代後半からは通話やメールの送受信を手軽にできる携帯電話やPHSの普及に伴い、市場は急速に縮小した。

電波を発しないポケベルは電波に敏感な医療機器などに影響を与えないとされ、現在の利用者にも医療関係者が多い。ただ、契約数が1500件を切るなど収益が見込めない状態となっていた。

東京テレメッセージが来年9月末に終了するポケベルサービスに対応した端末(同社提供)

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