三菱電機子会社、1月の不正発覚後も出荷=産業ゴム

経済・ビジネス

三菱電機は4日、産業用ゴムを製造する全額出資子会社トーカン(千葉県松戸市)の検査データ不正問題で、顧客と約束した基準を満たしていない不正なゴム製品を、三菱電機など延べ29社(重複分を除くと25社)に出荷していたと発表した。不正は1月に発覚し、一部製品の出荷をいったん停止したものの、その後、顧客に無断で出荷を再開していた。同社の説明責任が厳しく問われそうだ。

不正品は少なくとも2008年から出荷されていた。トーカンの松岡達雄社長は4日、東京都内で記者会見し、「お客さまや関係者の皆さまに多大な迷惑をお掛けし、深くおわびする」と陳謝。同席した三菱電機幹部も「重く受け止め反省している」と述べた。

不正品はエスカレーターの手すり、電子回路用の絶縁ゴムのほか、JR東海の新幹線車両部品にも使用。トーカンが製造している約1200種類の製品のうち2割程度で、硬度などが約束した基準を満たしていなかったり、必要な検査を行わなかったりした。

ゴム製品の不正に関する記者会見の冒頭、頭を下げる三菱電機子会社トーカンの松岡達雄社長(中央)ら=4日午後、東京・八重洲

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