革新機構の増資予算取り下げ=後任社長、民間から-世耕経産相

政治・外交

世耕弘成経済産業相は11日の閣議後記者会見で、官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)の田中正明社長ら民間出身の取締役9人全員が辞任を表明したことを受け、財務基盤強化に充てるため2019年度予算案で要求していた1600億円を取り下げる方針を表明した。田中社長らの後任は民間から選ぶ考えも示した。

世耕氏は「経営陣が実質的に不在になる。(機構に関する)1600億円の財政投融資資金の要求を取り下げざるを得ない」と述べた。

世耕氏はJICの前身の機関から資金が引き継がれていることなどを挙げ、「当面の投資事業は十分行える」と説明。来年春までに機構の体制を見直し、「その時点で必要があれば、予算上の対応も考えたい」と語った。

JICの新経営陣については「基本は民間で投資分野の経験のある方が大原則になる」と述べた。今後、有識者を交えて協議する企業統治、報酬の在り方を「十分に納得して引き受けてくれる人物」が対象になると指摘し、政府の方針に従う人材を探す考えを示した。

閣議後に記者会見する世耕弘成経済産業相=11日午前、同省

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