昭シェル統合機にアジア開拓=ベトナム製油所が稼働-出光

経済・ビジネス

石油元売り大手の出光興産は11日、ベトナム北部で国営会社ペトロベトナムなどと建設した「ニソン製油所」の商業運転を始めたと発表した。日本の石油製品需要が頭打ちとなる中、来年4月の昭和シェル石油との経営統合により事業効率を高める一方、ベトナムを中心に経済成長と石油市場の拡大が見込めるアジアの新興国を開拓する。

ニソン製油所の稼働は先月14日。原油精製能力はベトナム国内需要の4割に相当する日量20万バレルに上り、大半を同国向けに供給する。出光は既に現地で精製からガソリンスタンド運営まで手掛ける計画を示しており、輸入に依存している自動車や二輪車用のガソリンなど向けに精製能力を確保。併せて販売ノウハウを蓄積し、他の新興国事業に生かしたい考え。

2013年夏の着工から5年越しで製油所稼働にこぎつけたことを受け、東京都内で会見した松下敬副社長は「培った経験やノウハウは大きな人的資源。最大限活用し将来的に海外展開を図っていきたい」と語った。

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