日大医学部、OBの子優遇=追加合格3年で18人、謝罪

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日本大(東京都)は12日、少なくとも直近3年間の医学部の入試で、医学部卒業生の子供計18人を不当に優遇して追加合格させていたと発表した。記者会見した高山忠利医学部長は「社会の皆さまの信頼を損なうもので、心からおわびする」と謝罪した。

不正入試問題を受けた文部科学省の調査で指摘を受けたという。日大は、この影響で昨年と今年に不合格となった10人について、希望すれば来年4月の入学を認めるとした。残る8人は今後検討する。

日大によると、入学者数を早く確定させるため、追加合格を出す際に卒業生の息子や娘を優先。直近2年は男子8人、女子2人を合格させた。毎年、同窓会から20人ほどの受験者リストが事前に提出され、その中から成績順で医学部長ら3人が合格者を決めていた。

高山医学部長は、優遇の理由について「入学意識が高く、大学付属病院や関連病院の維持・発展に資する可能性が高い」と説明。優遇したのは合格ラインに近い受験生だけだとして、「学力は担保されていると思う」と述べた。

不適切入試について記者会見し、謝罪する日本大の高山忠利医学部長(中央)ら=12日午後、東京都板橋区

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