土砂投入、抗議続く=写真家石川文洋さんの姿も-沖縄

社会

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設で、埋め立て海域への土砂投入を受けた反対派の抗議活動は14日午後も続いた。辺野古の浜では市民らが集会を開催。参加者の中には、ベトナム戦争などを取材してきた報道カメラマン石川文洋さん(80)の姿もあった。

集会には、主催者発表で約千人が参加。稲嶺進前名護市長は「きょう沖縄に『屈辱の日』が一つ加わった。まだ後戻りできない状況ではない」と呼び掛け。「民主主義国家としてあるまじき行為を繰り返す国に対し、共に声を上げ行動してほしい」との玉城デニー知事のメッセージが代読されると、会場からは大きな拍手が湧いた。

石川さんは那覇市出身で、これまで米軍キャンプ・シュワブのゲート前の抗議活動を取材し、写真展などで発表してきた。今回も反対派の座り込みや、土砂投入の瞬間にカメラを向けたという。石川さんは「(市民が)あきらめないのは心強い。あきらめたら終わりですからね」と話した。

ベトナム戦争では嘉手納基地が出撃拠点となるなど、後方基地としての沖縄の負担は苛烈を極めた。「沖縄の民意は歴史からきている。ベトナム戦争を見ているだけに、新しい基地で犠牲者を生んではいけない」。石川さんはこう力を込めた。

抗議活動が続く名護市辺野古を訪れた、報道カメラマンの石川文洋さん=14日午後、沖縄県名護市

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