移設阻止「全力」アピール=辺野古訪問、県民投票を意識-沖縄知事

政治・外交

沖縄県の玉城デニー知事は15日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設先の名護市辺野古で開かれた市民団体の抗議集会に出席した。政府が14日に踏み切った沿岸部での土砂投入を「暴挙だ」と批判した上で、「全力で戦う。対話の気持ちは継続するが、対抗すべきときは対抗する」と表明。移設阻止へ知事権限を駆使する決意を強調した。

玉城氏の辺野古訪問は、来年2月24日実施の県民投票などを見据え、世論を喚起する狙いとみられる。米軍キャンプ・シュワブのゲート前で行われた集会には数百人が集まり、気勢を上げた。

玉城氏は続いて、埋め立て海域を望む漁港に移り、移設工事を視察。記者団に「胸をかきむしられる気持ちにさせられるが、たじろぐことなく政府に原状回復させる」と語った。

ただ、政府は15日も土砂の投入を続行。辺野古移設は着々と既成事実化されつつある。玉城氏自身も集会で「勝つことは難しいかもしれないが、絶対に諦めない」と発言するなど、難しい局面を迎えている。

一方、安倍晋三首相はこの日、神奈川県茅ケ崎市でゴルフ。記者団に投入着手について受け止めを尋ねられたが、苦笑いを浮かべながら軽く片手を上げただけだった。

米軍キャンプ・シュワブ周辺で行われた集会で、辺野古沿岸部の土砂投入に反対し、気勢を上げる玉城デニー沖縄県知事(左から3人目)ら=15日午前、同県名護市

米軍キャンプ・シュワブのゲート前で行われた集会で、参加者と握手する玉城デニー沖縄県知事(右)=15日午前、同県名護市

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