日立、スイス社の送配電買収=7000億円、成長分野強化

経済・ビジネス

日立製作所は17日、スイスの重電大手ABBから送配電などの電力システム事業を買収すると発表した。太陽光など再生可能エネルギーの普及で成長が見込まれる同事業の強化が狙い。ABBが分社する同事業の株式の8割を、2020年前半に約7000億円で取得する。

日立にとって過去最大の買収を実行することで、グローバル化を加速させる。東原敏昭社長は同日、東京都内で記者会見し、「世界的な顧客基盤を得て(電力・エネルギー)事業を拡大させる」と強調した。最終的に残る株式も全て買い取り、完全子会社化する方針。投資総額は9000億円を超える可能性がある。

ABBの電力システム事業は世界最大で、売上高が1兆円を超える。買収後、日立の連結売上高は10兆円を超え、重電世界第二位の独シーメンスと並び、世界首位の米ゼネラル・エレクトリック(GE)を追う。英国で検討する原発建設計画が難航する中、送配電部門の強化で収益の底上げを目指す格好だ。

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