文書に英語で「確定報酬」=ゴーン容疑者サインも-報告書虚偽記載・東京地検

社会

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が巨額の報酬を隠したとされる事件で、同容疑者の報酬に関する極秘文書に英語で「Fixed Remuneration(確定報酬)」と記載されていたことが18日、関係者への取材で分かった。金額には、退任後払いにして有価証券報告書に記載しなかった分が含まれており、文書にはゴーン容疑者がサインしていたという。

東京地検特捜部は、退任後報酬も額が確定していたことを裏付ける表記と判断。報告書に記載する義務があったとみて捜査している。

関係者によると、文書には、ゴーン容疑者の年間の総報酬額について、「Fixed Remuneration(確定報酬)」と記載されていたほか、受け取り済みの分を指す「Paid Remuneration(支払い済み報酬)」、後払い分を示す「Postponed Remuneration(延期報酬)」の記載もあった。文中には他に、「確定した」を意味する「determined」という単語もあった。当時の秘書室長とゴーン容疑者がサインしていたという。

文書は秘書室で極秘保管されており、特捜部は秘書室長と日本版「司法取引」に合意して入手したとみられる。

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