女性自衛官、半世紀=1万4000人を輩出-陸自教育隊

社会

1968年に始まった女性自衛官の一般採用から、今月で50年。陸上自衛隊朝霞駐屯地(埼玉県)の女性自衛官教育隊はこの半世紀に、1万4809人の隊員を輩出してきた。モットーは「強く、明るく、麗しく」。新隊員らは3カ月間の厳しい訓練を経て、全国の駐屯地に散っていく。

前身の「婦人自衛官教育隊」は、自衛隊で看護職以外の女性の一般採用が始まった同年の12月20日に発足。初年度は約50人が入隊した。女性の採用は近年増加しており、2018年度の卒業者は370人、19年度は500人超が見込まれている。

女性自衛官教育隊では、主に高卒や大卒など終身雇用の一般曹候補生と、任期制自衛官を目指す自衛官候補生の新隊員を教育している。隊員は3カ月間、寝食を共にし、敬礼に始まり、ほふく前進や射撃まで基本的な技量を学ぶ。

隊は20日の50周年を前に、2羽のハトが向かい合ったシンボルマークを、ワシをモチーフにしたデザインに一新。精強で勇猛果敢な女性自衛官像を表現した。

隊長の中川美佐1等陸佐は「50年のノウハウを持ち、歴史と伝統のある部隊。女性活躍という言葉だけにならないように、精強に資する自衛官を育てたい」と意気込む。「女性自衛官は増えているが、まだまだ開拓者。職員、学生には受け身にならずに、自ら学び挑戦してほしい」と訴えている。

新しいシンボルマークを手に、インタビューに答える女性自衛官教育隊の中川美佐隊長=4日、埼玉・陸上自衛隊朝霞駐屯地

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