ソフトバンク上場、安値で終了=1282円、先行き懸念映す-平成最後の大型公開

経済・ビジネス

携帯電話大手のソフトバンクが19日、東証1部に上場した。初値は1株1463円となり、売り出し価格の1500円を2.5%下回った。6日の大規模な通信障害などによる先行き懸念を映して値下がりし、1282円と19日の最安値で取引を終了。平成最後の大型新規株式公開(IPO)と期待されたが、厳しいスタートとなった。

売り出し規模は約2兆6000億円と1987年のNTT(約2兆3000億円)を上回り国内最大で、初値で計算した時価総額は7兆35億円。

宮内謙社長は同日、東京都内で記者会見し、初日の株価低迷について「真摯(しんし)に受け止め、ここをスタートに企業価値向上に取り組む」と述べた。

株式上場をめぐっては、抜群の知名度や高い配当利回りへの期待から、個人投資家らの関心は高かった。しかし、通信障害に加え、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)などの製品が日本政府から事実上、排除される中、同社製品を使うソフトバンクへの影響が懸念された形だ。

宮内社長は会見冒頭、「多大なご迷惑をおかけしておわび申し上げる」と6日に発生した通信障害について謝罪。ファーウェイなど中国製品の今後の採用については「政府の(民間事業者への)ガイドラインを見極めたいが、(基地局など通信網の)コアな部分については欧州メーカーに替えざるを得ない」と話した。

新規上場したソフトバンクの終値などを示す電光ボード=19日午後、東京都中央区

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 資金運用・調達・新規上場