忘年会飲酒も自粛を=日航、問題受け社内通知-「世間に迷惑」諦めの声

経済・ビジネス

旅客機のパイロットらからアルコールが検出された問題を受け、日本航空は全社員に対し、年内は飲酒を自粛するよう通知した。忘年会シーズンを迎え、アルコール飲料は控えて開催されるケースも相次いでいるといい、社員からは「世間に迷惑をかけたので仕方ない」と諦めの声も漏れる。

飲酒問題が大きく批判されるきっかけは、日航の副操縦士だった男性が10月、英国の空港で乗務前に基準を大幅に超えるアルコールが検出されたとして地元警察に拘束された事件だった。同国の裁判で有罪の実刑判決が下され、衝撃が広がった。

男性は乗務前のアルコール検査を不正にすり抜け、同僚の機長らも相互確認を怠っていたと認定された。日航は男性を懲戒解雇処分とし、事態を重く見た国土交通省は航空法に基づき、日航に飲酒対策の抜本的な再構築を求める事業改善命令を出した。

アルコール基準に抵触した場合の厳罰化などの方針を打ち出し、再発防止に向けた取り組みを進めるさなかの12月には、客室乗務員の女性が乗務中に機内でシャンパンを飲んでいた疑いが浮上。社内では「なぜこのタイミングで」と当惑の声も上がる。ライバル会社の社員も「大変そう」と同情的だ。

国土交通省の蝦名邦晴航空局長(左)から事業改善命令の文書を受け取る日本航空の赤坂祐二社長=21日、同省

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