熊本で震度6弱=新幹線停止、280人車内に-気象庁「今後1週間注意」

社会

3日午後6時10分ごろ、熊本県熊本地方(同県北西部)を震源とする地震があり、同県和水町で最大震度6弱、熊本市北区と同県玉東町で震度5弱の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは10キロ、地震の規模(マグニチュード)は5.1と推定される。津波はなかった。

地震により、九州新幹線は博多-熊本駅間で上下線とも運転を見合わせた。うち列車2本は新大牟田-熊本駅間にそれぞれ緊急停止。乗客計約280人が最大で約6時間車内に取り残された。JR九州は設備点検後、いずれも新玉名駅まで走行させ、乗客は待ち受けたバスで熊本駅に向かった。同社は4日始発からの運転再開を目指す。

気象庁の松森敏幸地震津波監視課長は記者会見で、2016年4月に最大震度7を2回観測した熊本地震との関係について、「震源は一連の熊本地震の活動領域から若干離れており、別の地震と考えている」と述べた。ただ、「熊本地震に誘発されて起きたかなど、関連性は分からない」という。

その上で「揺れの強かった地域では今後1週間、最大震度6弱程度の地震に注意してほしい」と呼び掛けた。

熊本県によると、益城町で揺れに驚いた女性が転倒し救急搬送された。他に人的被害は確認されていないという。和水町では、ブロック塀や神社の鳥居が損壊したほか、一部の小中学校のガラスが割れるなどの被害があった。

また、九州電力によると、玄海原発(佐賀県)と川内原発(鹿児島県)に異常はなく、大規模な停電も起きていない。

主な各地の震度は次の通り。

震度6弱=熊本県和水町

震度5弱=熊本市北区、熊本県玉東町

震度4=熊本県荒尾市、福岡県大牟田市

震度3=熊本県宇土市、福岡県久留米市、佐賀市、長崎県島原市、大分県日田市、宮崎県高千穂町。

震度6弱の地震発生を受け、熊本県庁に設置された災害対策本部でテレビ画面を注視する職員ら=3日午後、熊本県庁

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