ガス小売り、早期に10万件=首都圏で競争激化へ-JXTGHD社長インタビュー

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石油元売り大手JXTGホールディングス(HD)の杉森務社長は3日までにインタビューに応じ、2018年度中の参入を目指す都市ガス小売り事業について「なるべく早期に10万件を達成したい」との目標を明らかにした。首都圏で販売を開始し、最大手の東京ガスより安い価格設定でシェア拡大を目指す方針だ。

都市ガス小売りは17年4月に全面自由化されたものの、首都圏の切り替え件数は昨年11月末時点で約61万件。近畿の約71万件に比べ低調だったが、JXTGの参入で競争が激化するとみられる。同社は16年4月に参入した電気の小売り事業でこれまでに約53万世帯分を獲得しており、参入後はまずこれらの世帯に電気とガスのセット契約を呼び掛けていく計画だ。

JXTGは17年4月にJXホールディングス(HD)と東燃ゼネラル石油の経営統合で誕生した。19年度末までに1000億円を目指す統合効果の目標について、杉森氏は「さらに100億円を上積みしたい」と強調。18年度末までに製油所の統廃合の進展などで800億円の達成を見込めることも明らかにした。

イラン産原油の輸入再開には「まだ解決すべき課題がある」と説明。その上で「1月後半には輸入手続きに入りたい」と語った。

インタビューに答えるJXTGホールディグス(HD)の杉森務社長=東京都千代田区

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