日本産ジン、ウイスキーに続け=国際品評会で高評価-英

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【ロンドン時事】日本産のジンやウオッカなどの蒸留酒が欧州で評価を高めている。同じ蒸留酒のウイスキーは既に、本場の英スコットランド産に引けを取らないほどの評価を確立。新分野でもウイスキーに続けるかが注目される。

サントリーホールディングス傘下のビームサントリーのジン「ロク」は、桜の花やサンショウなど和の素材を生かした繊細な味わいが特長。2018年2月にジンの本場・英国で発売し、同社幹部は「想定を上回る売れ行きだ」と顔をほころばせる。10月から米国市場にも投入し、海外展開を加速させている。

18年に英国で開かれた国際的な酒類品評会では、新興の京都蒸留所の「季の美 京都ドライジン」がコンテンポラリー・ジン部門の最高賞を受賞。さらに、ヒノキやユズを使った個性豊かな酒造りが評価され、最優秀生産者賞(国際ジン部門)にも選ばれた。いずれも日本勢で初めてだ。

一方、18年の別の国際品評会では、ニッカウヰスキーの「ニッカ・カフェウオッカ」がウオッカ部門の最高賞を獲得。品評会での日本勢の躍進が、ウイスキーからジンやウオッカに広がりを見せている。

背景には、日本産ウイスキーが人気の過熱から原酒不足となり、メーカーが長期熟成を必要としないジンなどに注力していることがある。同時に、世界的に蒸留酒需要が高まる中、個性的な風味を求める消費者の潮流もある。英調査会社IWSRによると、蒸留酒の世界全体の消費量は22年には3660億ドル(約39兆4000億円)となり、17年に比べ15%増加する見通しだ。

日本産ジン「ロク」を使ったカクテルを出すバーテンダー=2018年9月19日、ロンドン

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