横綱稀勢の里が引退=在位12場所の短命-大相撲

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大相撲の横綱稀勢の里(32)=本名萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=の引退が16日、決まった。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が明らかにした。横綱在位はわずか12場所の短命で、出場66回、36勝に終わった。稀勢の里の引退で日本出身横綱は2年で不在となる。

初場所に進退を懸けて臨んだ稀勢の里は、初日から3連敗。昨年秋場所千秋楽からは8連敗(不戦敗を除く)となり、自ら土俵を去る決断を下した。横綱昇進後は休場が続くなど低迷し、昨年九州場所後には横綱審議委員会から初めて「激励」の決議を受けて奮起を促されていた。

稀勢の里は2017年初場所で初優勝を遂げ、場所後に72人目の横綱に昇進。日本出身横綱の誕生は1998年夏場所後の3代目若乃花以来、19年ぶりとあって大きな注目と期待を集めた。

続く春場所で2度目の賜杯を抱いたが、左胸などに大けがをした。この影響で翌夏場所から、年6場所制となった58年以降、横綱として最長となる8場所連続休場。昨年9月の秋場所は皆勤して10勝を挙げたものの、本来の力強い相撲を取り戻せなかった。

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