オリオンビールを570億円で買収=野村HDと米投資ファンド

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野村ホールディングス(HD)は23日、米投資ファンドのカーライル・グループと共同で、国内ビール5位のオリオンビール(沖縄県浦添市)を約570億円で買収すると発表した。現経営陣に加え、外部から人材を招いて主力のビール類事業を立て直し、海外事業を強化したい考え。

野村とカーライルの合弁会社が3月末にいったん、オリオン株式のすべてをTOB(株式公開買い付け)などで取得し、完全子会社にする。その後、同社筆頭株主のアサヒビールに10%程度の株式を割り当て、提携関係を維持する。

オリオンビールは地盤の沖縄県で高い知名度を誇る。ただ、他のアルコール飲料との競争激化などから、ビール類の販売は厳しさを増している。ホテル・不動産事業を含めた収益力の強化が差し迫った課題で、豊富な人脈を築いている野村とカーライルの傘下に入ることが最良と判断した。23日に浦添市の本社で記者会見した与那嶺清社長は「全社一丸となって企業価値を高めていく」と語った。

野村ホールディングスなどによるオリオンビール買収について、記者会見する同社の与那嶺清社長(右)=23日午後、沖縄県浦添市野村ホールディングスなどによるオリオンビール買収について、記者会見する同社の与那嶺清社長(右)=23日午後、沖縄県浦添市

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