国内業者、7月に商業捕鯨再開=IWC脱退受け31年ぶり

政治・外交

和歌山県の太地町漁業協同組合をはじめ国内で捕鯨実績のある民間業者が7月から商業捕鯨を再開することが24日、分かった。日本が昨年12月にクジラの資源管理を担う国際捕鯨委員会(IWC)から脱退を決めたため。北海道釧路沖などで操業する。日本で商業捕鯨が再開されるのは、中止された1988年以来31年ぶりとなる。

漁業関係者で構成する「日本小型捕鯨協会」(事務局福岡市)が8日に開いた総会で決めた。太地町漁協所有の「第七勝丸」や宮城県の民間会社などが保有する計5隻の船団が7月1日から約1週間出港し、ミンククジラを捕獲する計画だ。出港候補地はクジラの解体施設がある釧路港か青森県八戸港。第七勝丸は8月以降も、沿岸部のクジラ資源量が豊富な千葉県沖などで商業捕鯨を行う予定。

小型捕鯨協会長を務める太地町漁協の貝良文氏は、商業捕鯨再開に際して「よく肥えたおいしいクジラを狙って捕ることができる」と話した。調査捕鯨は無作為に捕獲するとして「本来の姿ではなかった。元通りになってうれしい」と語った。

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