料金上乗せで渋滞緩和=五輪中の首都高-都・大会組織委

政治・外交 社会

2020年東京五輪・パラリンピック中の首都高速道路の渋滞緩和のため、東京都と大会組織委員会は、通行料金を上乗せして交通量を調整する方向で検討している。マイカー利用を抑制し、大会関係車などを円滑に移動させるのが狙い。6日にある都と組織委員会の有識者会合で上乗せ額の試算などを示す。

関係者によると、課金対象は普通車や軽自動車などのマイカー利用者が中心で、物流関係の大型車やバス、タクシーなどは除外する方向。導入エリアは競技会場や企業が集中する都心部の路線を検討している。

現在の首都高の料金は普通車で最大1300円。上乗せ額を一定額とするか距離制にするかなど詳細な仕組みは今後検討する。首都高の料金変更には、沿道自治体の議会で同意を得た後、国から許可を受ける必要がある。自動料金収受システム(ETC)で車種を区別するため、料金所のシステム改修も必要となる見込みだ。

都と組織委は、大会期間中の首都圏全体の交通量を平日の15%程度減らす目標を掲げている。首都高は大会関係者の輸送に使われるが、都と組織委は何も対策を講じないと渋滞が現状の約2倍に悪化すると試算。企業や個人に荷物の配送時間の変更や鉄道への利用転換を呼び掛けているが、実効性は見通せていない。

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