JR北元幹部3人に無罪=データ改ざん「認識できず」-会社は罰金刑・札幌簡裁

社会

JR函館線の駅で2013年に起きた貨物列車脱線事故をめぐり、レールの検査データを改ざんしたとして鉄道事業法違反(虚偽報告)などの罪に問われたJR北海道と、当時の同社工務部副部長奥芝義人被告(56)ら元幹部3人の判決が6日、札幌簡裁であった。結城真一郎裁判官は3人に無罪(求刑各罰金40万~20万円)、同社に求刑通り罰金100万円を言い渡した。

検査した現場社員らは、検査表のレール幅のずれを実際より小さく偽ったとして罰金の略式命令が確定しており、幹部の関与の有無が争点だった。

結城裁判官は「被告らが、検査表の数値の変化を算出根拠の誤りが訂正されたものと理解したとしても合理的な説明ができる」と述べ、データ改ざんを認識していたとは認められないと判断した。保線実務の担当者は数値の変化が不自然だと気付くが、3人は復旧作業に追われるなど、十分に検討できる状況ではなかったと指摘した。

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