安倍首相、北方領土解決に決意=大会アピール「不法占拠」盛らず

政治・外交

安倍晋三首相は7日昼、東京都内で開かれた北方領土返還要求全国大会(政府など主催)に出席した。首相はあいさつで、ロシアのプーチン大統領が6月に来日した際に首脳会談を行うと説明し、「領土問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針の下、交渉を進めていく」と重ねて表明した。

首相は「戦後73年以上残された課題の解決は容易ではない。しかし、私たちはこれをやり遂げなければならない」と訴えた。

北方領土に関し、首相は国会答弁で「固有の領土」という表現を避けており、あいさつでも言及しなかった。ロシア側への配慮のためだが、従来の日本政府の見解に触れない姿勢に野党は反発している。

大会アピールでは北方領土を「わが国固有の領土」と明記し、「北方四島の返還実現」を目指す方針を強調。ただ、例年使用している「不法に占拠され」との表現は盛り込まれなかった。

北方領土返還要求全国大会であいさつする安倍晋三首相(左から4人目)=7日午後、東京都千代田区北方領土返還要求全国大会であいさつする安倍晋三首相(左から4人目)=7日午後、東京都千代田区

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