レオパレス21、1324棟で施工不良=7700人に退去要請-建築基準法違反疑い

経済・ビジネス

賃貸アパート大手のレオパレス21は7日、天井や外壁などの施工不良が33都府県の1324棟で見つかったと発表した。昨年5月、一部の物件で屋根裏に延焼や音漏れを防ぐ壁が設置されていないことが判明。全国4万棟弱の全物件を調査したところ、新たな施工不良が発覚した。

施工不良が見つかったのは1996~2001年に着工した物件。天井の耐火性能が国の基準を満たしていないなど、建築基準法に違反する疑いがある。物件には計1万4443人が入居しており、このうち早急に改修が必要な天井工事を伴う641棟の7782人には退去を要請する。費用は同社が全額負担する。

補修費用や物件オーナーへの家賃補償などと合わせ、同社は特別損失360億円を2019年3月期に追加計上。同期の連結純損益見通しは380億~400億円の赤字(従来は50億~70億円の赤字)へ大幅に下方修正した。

深山英世社長は7日、東京都内で記者会見し、「施工管理体制の脆弱(ぜいじゃく)さがこの結果を招いた」と謝罪。経営責任を明確化するため、月額報酬の30%を6カ月間返上する。進退については「社外取締役に協議してもらう」と述べた。

入居者からの問い合わせはフリーダイヤル(0120)911165(午前10時から午後7時)まで。

アパートの施工不良について謝罪するレオパレス21の深山英世社長(中央)ら=7日午後、東京都中野区の同社本社アパートの施工不良について謝罪するレオパレス21の深山英世社長(中央)ら=7日午後、東京都中野区の同社本社

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 決算・業績予想 情報開示 消費者対策