北海道で震度6弱=昨年から一連の地震-土砂災害に注意・気象庁

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21日午後9時22分ごろ、北海道胆振地方中東部を震源とする地震があり、厚真町で震度6弱の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは33キロ。地震の規模(マグニチュード)は5.8と推定される。昨年9月6日に厚真町で最大震度7を観測し、42人が死亡した北海道地震の一連の活動と考えられる。

道や道警などによると、地震によるけが人や家屋の倒壊などの情報は入っていない。新冠町で土砂崩れが発生したとの情報があるほか、自衛隊によると、厚真町の吉野地区などで雪崩が起きた。

気象庁の松森敏幸地震津波監視課長は記者会見で「地震活動は当分続き、同じ程度か一回り小さい地震が起きる可能性があり、家屋の倒壊や土砂災害などに注意してほしい」と述べた。震源の西方には石狩低地東縁断層帯もあり、「今回の地震がどの程度影響あるか分からないが、いつ地震が起きてもおかしくない」という。

北海道電力によると、苫東厚真火力発電所(厚真町)は運転を継続しており、泊原発(泊村、停止中)にも異常はない。昨年の北海道地震では同火力発電所が緊急停止し、大規模停電(ブラックアウト)の引き金となった。

国土交通省などによると、JR千歳線で計5本の列車が駅間で停車し、乗客計680人が車内から出られない状態となった。北海道新幹線は一部区間で約15分間、運転を見合わせた。札幌市営地下鉄は21日中の運転を中止。新千歳空港のターミナルビルに大きな被害はなく、同日中に滑走路を再開した。

主な各地の震度は次の通り。

震度6弱=北海道厚真町

震度5強=安平町、むかわ町

震度5弱=札幌市、千歳市、長沼町、平取町

震度4=苫小牧市、登別市、石狩市、北広島市。

北海道厚真町で最大震度6弱を観測した地震について記者会見する気象庁の松森敏幸地震津波監視課長=21日夜、東京・大手町の気象庁北海道厚真町で最大震度6弱を観測した地震について記者会見する気象庁の松森敏幸地震津波監視課長=21日夜、東京・大手町の気象庁

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