イノシシにワクチン投与=3月から、豚コレラ対策-農水省

政治・外交

農林水産省は22日、岐阜県などの養豚場で発生している家畜伝染病「豚コレラ」のまん延を防ぐため、3月から野生のイノシシにワクチン入りの餌を投与すると発表した。野生イノシシがウイルスの媒介役となっている可能性が高いため。

野生イノシシへの投与例はドイツなど欧州であるが、日本では初めて。岐阜、愛知両県で、感染したイノシシが確認された地域に限定して餌をまく。21日までに、岐阜県で170頭、愛知県で10頭が発見された。

岐阜県では19日、瑞浪市の養豚場の豚に国内10例目となる豚コレラが発生。約3キロ離れた場所では感染したイノシシの死骸も見つかった。吉川貴盛農林水産相は22日の閣議後記者会見で、「10例目の発生を受け(投与を)決定した」と述べた。

「豚コレラ」まん延防止のため、野生イノシシに投与するワクチン入りの餌(Meiji Seikaファルマ提供)「豚コレラ」まん延防止のため、野生イノシシに投与するワクチン入りの餌(Meiji Seikaファルマ提供)

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