日米交渉、来月開始の意向=米通商代表「緊急性高い」

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【ワシントン時事】米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は27日、下院歳入委員会の公聴会で、日本との貿易協定交渉について、3月にも訪日して正式に開始したいとの意向を表明した。日本が主導した環太平洋連携協定(TPP)などの発効で米国の輸出環境が悪化する懸念に言及し、対日交渉入りは「緊急性が高い」と強調した。

ライトハイザー代表は「米自動車業界が訴えている通り、日本を含むアジア各国には為替の問題がある」と述べ、為替も議題にする可能性を示唆した。米産業界からは対日交渉に関し、貿易に有利な通貨安誘導を封じる「為替条項」や、車の輸出台数を規制する「数量制限」を支持する声が出ている。

日米首脳は昨年9月、貿易交渉の開始で合意した。トランプ政権は必要となる議会手続きを終えたものの、大詰めを迎えた中国との貿易協議や、米政府機関の一部閉鎖などの影響で正式な対日交渉入りが遅れている。ライトハイザー代表は「来月にも日本を訪問したい」と語った。

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表=22日、ワシントン(EPA時事)米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表=22日、ワシントン(EPA時事)

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