ゴーン被告、近く保釈=保証金10億円で許可-勾留100日超・東京地裁

社会

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(64)について、東京地裁は5日、保釈を認める決定をした。保釈保証金は金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)事件が2億円、会社法違反(特別背任)事件が8億円の計10億円。検察側は決定を不服とし、準抗告したが棄却された。弁護人によると、保証金は5日中には納付しないといい、保釈は6日以降になる。

関係者によると、地裁は保釈許可決定で被告の住居を東京都内に制限し、海外渡航を禁止した。制限住居の出入り口に監視カメラを付けることも保釈の条件に盛り込まれた。

金融商品取引法違反事件の共犯とされ、既に保釈された前代表取締役グレッグ・ケリー被告(62)との接触も禁止されたという。

ゴーン被告は昨年11月19日に逮捕され、東京拘置所で100日以上勾留されている。当初、被告の弁護人を務めていた大鶴基成弁護士らは、1回目の保釈請求でフランスへの出国を希望し、地裁に退けられた。2回目は国内にとどまることなどを提示したが認められず、新たに弁護人に就任した弘中惇一郎弁護士らが3回目の請求をしていた。

弘中弁護士らは先月28日の請求時、国内居住だけでなく、コンピューターや監視カメラを使った具体的な制約方法を提案。地裁はこうした提案を踏まえ、逃亡や証拠隠滅の恐れは低いと判断したとみられる。

カルロス・ゴーン被告(AFP時事)カルロス・ゴーン被告(AFP時事)

日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告の保釈許可を受け、東京拘置所の前に集まった報道陣=5日午後、東京都葛飾区日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告の保釈許可を受け、東京拘置所の前に集まった報道陣=5日午後、東京都葛飾区

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