ゴーン被告、6日にも保釈=逮捕から107日ぶり-保証金10億円納付・日産事件

社会

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(64)が6日午後にも保釈される。同日、保釈保証金10億円が納付された。身柄拘束を解かれれば、役員報酬を隠したとされる金融商品取引法違反事件で昨年11月19日に逮捕されて以来107日ぶり。

ゴーン被告は一貫して無罪を主張しており、初公判前に争点などを絞り込む公判前整理手続きが始まっていない段階での保釈は異例。

東京地裁は5日の保釈許可決定で、被告の住居を東京都内に制限し、出入り口に監視カメラを付けることを条件とした。海外渡航も禁止で、被告のパスポートは弁護人が管理する。

こうした条件はパソコンの使用方法を含め約10項目あり、側近の前代表取締役グレッグ・ケリー被告(62)=金融商品取引法違反罪で起訴、保釈済み=との接触も制限されている。

地裁が認めたのは、3回目の保釈請求。元東京地検特捜部長の大鶴基成弁護士らに代わって弁護人に就任した弘中惇一郎弁護士らが、先月28日に請求した。制限住居への監視カメラ設置は弘中弁護士らの提案で、地裁はこうした提案を受け入れ、逃亡や証拠隠滅の恐れは低いと判断したとみられる。

ゴーン被告は金融商品取引法違反罪のほか、日産に損害を与えたとされる会社法違反(特別背任)罪でも起訴されている。地裁は先月14日に行った検察、弁護側との協議を踏まえ、公判前整理手続きを行うことを決定。報酬隠し事件では、ケリー被告のほか、法人としての日産も起訴されており、共に手続きが進むとみられる。

日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告の保釈許可から一夜明け、東京拘置所の前に集まった報道陣=6日午前、東京都葛飾区日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告の保釈許可から一夜明け、東京拘置所の前に集まった報道陣=6日午前、東京都葛飾区

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