ゴーン被告が保釈=保証金10億円納付-身柄拘束108日・日産事件

社会

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(64)が6日午後、保釈された。ゴーン被告の身柄拘束が解かれたのは、役員報酬を隠したとされる金融商品取引法違反事件で昨年11月19日に逮捕されて以来。同被告は保釈保証金10億円を全額納付し、108日にわたって勾留されていた東京拘置所(東京都葛飾区)を出た。

ゴーン被告は一貫して無罪を主張しており、初公判前に争点などを絞り込む公判前整理手続きが始まっていない段階での保釈は異例。

眼鏡を掛け、作業着姿で拘置所を後にしたゴーン被告は、都内の弁護士事務所で今後の対応について打ち合わせをしたとみられる。後日、記者会見を開く可能性もあり、どのような発言をするのか注目される。

東京地裁は5日の保釈許可決定で、被告の住居を都内に制限し、出入り口に監視カメラを付けることなど約10項目の条件を付けた。海外渡航の禁止や、側近の前代表取締役グレッグ・ケリー被告(62)=金融商品取引法違反罪で起訴、保釈済み=との接触制限も含まれている。

制限住居への監視カメラ設置などは、保釈後の被告の行動に対する懸念を払拭(ふっしょく)するため、自ら制約を課す形で保釈請求時に弁護側が提案した。地裁はこうした提案を受け入れ、逃亡や証拠隠滅の恐れが低くなったと判断、保釈を認めたとみられる。

保釈され、東京拘置所を出る日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告=6日午後、東京都葛飾区保釈され、東京拘置所を出る日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告=6日午後、東京都葛飾区

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 事件・犯罪 日産自動車 カルロス・ゴーン