「政治的圧迫」と米非難=ファーウェイ問題で中国外相-全人代

政治・外交

【北京時事】中国の王毅国務委員兼外相は8日、開会中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)に合わせて北京で記者会見に臨んだ。通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)副会長の孟晩舟被告がカナダで逮捕された事件について、「単純な司法案件ではなく政治的圧迫の下心がある」と述べ、同被告を起訴した米国などの対応を非難した。

ファーウェイが米国で同社締め出しの根拠となっている国防権限法の合憲性をめぐり米政府を提訴したことについても、「法的武器を取り、沈黙する子羊にならないことを支持する」と表明した。

一方で米国に対し、「協力、協調、安定を基調とした関係」を共に推進するよう求め、ファーウェイや貿易摩擦をめぐる対立の解消へ協力を呼び掛けた。「われわれは依然、中米関係の未来に前向きな期待を持っている」と強調した。

改善の勢いが続く日中関係については、「安定発展期に入り、ハイレベル交流は自然と順調に運ぶ」と言及。6月と想定される習近平国家主席の訪日に肯定的な見通しを示した。

2月末にベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談に関しては、「(朝鮮)半島問題の政治解決プロセスにおいて重要な一歩だ」と評価。「対話をやめず、方向を変えなければ、半島非核化の目標は実現する」と述べ、北朝鮮の非核化に向け米朝対話の継続が必要だと訴えた。

このほか王氏は、習主席が今月下旬に欧州を訪問すると明らかにした。

8日、北京で記者会見に臨む中国の王毅外相(ロイター時事)8日、北京で記者会見に臨む中国の王毅外相(ロイター時事)

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