4月に入れ替えダブル選=大阪知事・市長が辞職願提出-都構想争点に

政治・外交

大阪府の松井一郎知事(地域政党「大阪維新の会」代表)と大阪市の吉村洋文市長(同政調会長)は8日午後、任期途中で辞職し、4月投開票の統一地方選でダブル選を行うため、辞職願をそれぞれ府市両議会議長に提出した。その後、維新の党の会合で松井氏は、吉村氏と知事と市長を入れ替えて出馬する方針を表明した。

現在、2019年度当初予算案が両議会で審議中のため、松井、吉村両氏は辞職の日付を両議会閉会後の20日付とした。

7日に開かれた大阪都構想の制度案を議論する法定協議会で、住民投票の実施時期をめぐり維新と公明党が折り合えず、決裂した。松井氏は党会合後の記者会見で「知事選、市長選、府議選、市議選の四つの選挙で都構想の支持を得たい」とダブル選に打って出る理由を説明した。府市両議会での単独過半数獲得を目標に掲げた。

同じ役職で当選すれば、知事、市長とも今年の11~12月に任期満了となり、再び選挙を行う必要がある。入れ替わって当選すれば任期は4年間になるため、松井氏は「入れ替わりで税金の支出を抑えられる」と述べた。また、「7年近く府市一体で取り組んできた。知事、市長が替わっても取り組んでいる方向は大きく変わらない」とも語った。

都構想で決裂した公明との関係については、「全面対決になっていく」と指摘。維新がこれまで候補者擁立を見送ってきた大阪の4選挙区を含め公明現職がいる衆院小選挙区での対抗馬擁立に踏み切る考えを示した。

知事と市長の辞職により、知事選は21日、市長選は24日に告示される。投開票は府議・市議選と同じ4月7日。

ダブル選に関して、記者会見する大阪府の松井一郎知事(左)と大阪市の吉村洋文市長=8日午後、大阪市中央区ダブル選に関して、記者会見する大阪府の松井一郎知事(左)と大阪市の吉村洋文市長=8日午後、大阪市中央区

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