富士フ、バイオ薬製造会社買収=1000億円弱、生産能力増加へ

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富士フイルムホールディングス(HD)は12日、米バイオ医薬品大手バイオジェン(マサチューセッツ州)の製造子会社を買収すると発表した。買収額は約8億9000万ドル(約990億円)で、今年8月に完了する予定。バイオ医薬品の生産能力を大幅に増やし、市場が拡大する同医薬品の受託生産事業を強化するのが狙いだ。

富士フイルムHDはバイオ医薬品の受託生産や再生医療分野などを成長事業と位置付け、研究開発投資や買収を積極化しており、今回もその一環。

買収するのはデンマークにあるバイオジェンの製造子会社で、計約9万リットルの培養タンクを保有している。これらを合わせ、富士フイルムHDの設備能力は約3倍の15万リットルに拡大、大型新薬や後発品の生産も可能となる。東京都内で記者会見した古森重隆会長は「買収により少量から大量品まで対応できる生産体制をつくる」と強調した。

米バイオ医薬品大手の製造子会社買収について記者会見する古森重隆富士フイルムホールディングス会長=12日午後、東京都港区米バイオ医薬品大手の製造子会社買収について記者会見する古森重隆富士フイルムホールディングス会長=12日午後、東京都港区

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