中国関連会社で不正流用=234億円、役員ら告訴-大和ハウス

経済・ビジネス

大和ハウス工業は13日、中国で住宅開発などを手掛ける関連会社「大連大和中盛房地産」(大連市)で、多額の資金が不正に流用された疑いがあると発表した。流用額は少なくとも約234億円に上る。関連会社の取締役ら3人が不正に関わったとみられ、業務上横領などの疑いで現地の捜査当局に刑事告訴する手続きに入った。

大和ハウスの芳井敬一社長は記者会見し、「大変遺憾。ご迷惑をお掛けしたことを心より深くおわびする」と陳謝。自らの進退については「考えていない。この件をしっかり調査したい」と述べた。

不正に関与したとみられるのは、関連会社に共同出資する「大連中盛集団」が派遣した中国人の取締役2人と出納担当者1人。

今月上旬に出納担当者が帳簿を持ち出そうとしているのを別のスタッフが発見。その後、無断欠勤が続いたため口座を調べたところ、預金残高と帳簿に差額があることが分かった。現時点で判明している差額は14億1500万元(約234億円)で、全額回収できなければ大和ハウスは約117億円の損失を計上する見込みという。

中国にある関連会社での不正流用を受けて記者会見する大和ハウス工業の芳井敬一社長=13日午後、大阪市中国にある関連会社での不正流用を受けて記者会見する大和ハウス工業の芳井敬一社長=13日午後、大阪市

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