辺野古阻止へ「県民大会」=投票尊重、埋め立て中止求める-沖縄

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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対し、政府が進める土砂投入に抗議する「県民大会」が16日、那覇市で開かれた。主催者発表で1万人が参加。移設反対が多数となった先月24日の県民投票の結果を踏まえ、「圧倒的な民意を尊重し、埋め立て中止と辺野古新基地建設の即時断念を要求する」との大会決議を採択した。

集会は移設阻止を掲げる「オール沖縄会議」が主催、玉城デニー知事は欠席した。謝花喜一郎副知事が代読したあいさつ文で玉城氏は、「日米両政府が辺野古新基地建設を断念するまで、揺らぐことなく闘い続ける」と表明。両政府に、沖縄を加えた三者協議に応じるよう呼び掛けた。

稲嶺進前名護市長はあいさつで、移設工事に13年かかるとの県の試算に触れ、「新基地建設そのものが間違った計画と言わなければならない」と訴えた。

県民投票の結果を「黙殺」して工事を続ける政府に対し、参加者からは憤りの声が上がった。沖縄市の公務員平良正人さん(51)は「投票で民意が示されたが工事は進んでいる。あきらめずに反対の意志を示したい」と強調した。

娘2人と参加した糸満市の自営業上原之映さん(41)は「国は何を言っても聞かない。民主主義がないがしろにされている」と語気を強め、「これ以上工事を進めさせないよう、本土の人も自分のこととして受け止めてほしい」と求めた。

辺野古移設に反対する「県民大会」で、メッセージボードを掲げる参加者=16日午後、那覇市辺野古移設に反対する「県民大会」で、メッセージボードを掲げる参加者=16日午後、那覇市

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