杉原千畝資料館、23日開館=「命のビザ」など公開-東京

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第2次大戦中にユダヤ人のビザを大量発給し、ナチスドイツの迫害から救った外交官、杉原千畝(1900~86年)の資料館「杉原千畝センポミュージアム」が、東京・八重洲にオープンする。19日に開館式が開かれ、一般公開は23日から。発給した「命のビザ」や、杉原が発給時の決断について書いた手記の原稿などが展示される。

展示されるビザは、ユダヤ系ポーランド人の故ネイサン・ブルマンさんが40年8月9日に杉原から発給された。ブルマンさんは日本経由でカナダへ逃れた。

手記のうち、78年夏ごろに書かれたとされる原稿には、「苦慮、煩悶(はんもん)の揚句(あげく)、私はついに人道・博愛精神第一という結論を得た」などとビザ発給時の心境が記されている。

ビザ、手記原稿とも実物は通常は保管し、複製を展示する。このほか、写真や杉原のビザを受けた人の名前を記したパネルなどを掲示する。

資料館で杉原千畝の写真の横に立つ孫のまどかさん=16日午後、東京・八重洲資料館で杉原千畝の写真の横に立つ孫のまどかさん=16日午後、東京・八重洲

杉原千畝がネイサン・ブルマンさんに発給したビザ(写真は実物)=16日午後、東京・八重洲杉原千畝がネイサン・ブルマンさんに発給したビザ(写真は実物)=16日午後、東京・八重洲

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