新元号の考案者、当面非公表=政府、公文書には記録

政治・外交 社会

政府は4月1日に決定する新元号をめぐり、考案した学者を当面公表しない方針を決めた。考案者名や絞り込んだ経緯は公文書に記録するものの、情報公開請求があっても、しばらく開示に応じない。本人にも口外しないよう求める。政府関係者が18日、明らかにした。

考案者のプライバシーに配慮するとともに、新元号の評価や次代の元号選定手続きに影響を与えることのないようにする狙いがある。

1989年の前回改元時も政府は最終候補として有識者会議に示した「平成」「修文(しゅうぶん)」「正化(せいか)」の3案について、いずれも考案者は公表していない。今回も前例を踏襲し、秘密保持を徹底する。

政府は既に、国文学、漢文学、日本史学、東洋史学などの学者から水面下で多数の元号案の提出を受け、内閣官房が厳重に管理している。今後、安倍晋三首相が4月1日までに、若干名の学者に対し考案を正式に委嘱し、菅義偉官房長官が数案に厳選する。有識者による「元号に関する懇談会」などを経て新元号を決定、発表する運びだ。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 政府・内閣 皇室・王室 天皇退位 元号 新天皇即位