皇位継承、首相が「国民代表の辞」=儀式の細目決定-政府式典委

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政府は19日、皇位継承に関する式典委員会(委員長・安倍晋三首相)の第4回会合を首相官邸で開いた。天皇陛下の退位と、皇太子さまの新天皇即位に伴い4月30日と5月1日に開く一連の儀式の細目を決定。退位、即位とも首相が「国民代表の辞」を述べることになった。

首相は席上、「わが国の歴史的な節目をつつがなく迎えることができるよう準備に万全を尽くしていく」と強調した。

10月23日に開く首相夫妻主催晩さん会での文化行事の総合アドバイザーに狂言師の野村萬斎さん(52)を起用したことも報告された。

退位の儀式「退位礼正殿の儀」は皇居で4月30日午後5時から行われ、首相が「国民代表の辞」を述べた後、陛下が最後のお言葉を述べられる。皇位の象徴とされる剣や勾玉(まがたま)、国璽(こくじ=国の印)、御璽(ぎょじ=天皇の印)が卓上に置かれ、皇太子ご夫妻らが同席される。参列者は三権の長や閣僚、地方自治体の代表ら338人を見込む。

新天皇が剣、勾玉、国璽、御璽を引き継ぐ「剣璽等承継の儀」は5月1日午前10時半から行い、三権の長や閣僚ら26人が参列する。

同日午前11時10分からの「即位後朝見の儀」では、新天皇が初めてとなるお言葉を述べられた後、首相が「国民代表の辞」を述べる。1989年1月の前回は首相による「奉答」としていた。今回は、「首相が国民を代表してお礼する形」(政府関係者)を取る前日の退位儀式と表現をそろえた。参列者も退位儀式と同じ338人。

新天皇が即位を内外に宣明する10月22日の「即位礼正殿の儀」、10月下旬に4回に分け行う祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」には、日本が承認する195カ国から元首または祝賀使節の夫妻、駐日大使らを招待する。

皇位継承に関する式典委員会で発言する安倍晋三首相(左手前から3人目)=19日午前、首相官邸皇位継承に関する式典委員会で発言する安倍晋三首相(左手前から3人目)=19日午前、首相官邸

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