LIXILトップの解任要求=海外投資家が臨時総会提案

経済・ビジネス

大手住宅設備メーカー、LIXILグループの株式を保有する海外の機関投資家4社は20日、創業家出身の潮田洋一郎会長兼最高経営責任者(CEO)の解任を求めて、臨時株主総会の開催を提案したと発表した。送付した書簡で、就任時の手続きに問題があると主張している。

4社は英マラソン・アセット・マネジメントなど英米の運用会社。LIXILグループの伊奈啓一郎取締役とその親族らも解任提案に賛同すると同日表明した。伊奈氏は、2001年に現在のLIXILグループ傘下に入った旧INAXの創業家出身。昨年10月31日の取締役会で潮田氏の就任に反対した経緯がある。

4社と伊奈氏らが保有する株式の比率は議決権ベースで3%を超える。会社法の規定では、3%以上を6カ月以上保有する株主は株主総会の招集を求めることができる。

LIXILグループのCEOは、「プロ経営者」として知られた瀬戸欣哉社長が兼務していたが、取締役に退いていた潮田氏が昨年11月1日付で復帰した。経営方針をめぐる対立が理由。瀬戸氏は今月末に社長も退き、後任には山梨広一最高執行責任者(COO)が就任する予定だ。

同社のトップ人事は社外取締役らで構成する指名委員会で決める。今年2月に行われた外部の弁護士による調査によれば、潮田氏は指名委に対し「瀬戸氏はCEO辞任の意向を持っている」と誤解を与える発言をしていた。マラソンなど4社は「適正かつ適切な指名手続きが行われていなかった」と批判し、山梨氏の解任も要求している。

LIXILグループは、潮田氏の解任要求などについて「提案がまだ届いておらず、状況が分からない」(広報部)と話した。

潮田洋一郎 LIXILグループ会長兼CEO潮田洋一郎 LIXILグループ会長兼CEO

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 組織改革