8年ぶり地元で卒業式=4月からは休校-福島・川俣町

社会

東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除され、昨年4月から地元で再開した福島県川俣町立山木屋小学校で22日、8年ぶりに卒業式が行われた。6年生5人の卒業により児童数はゼロとなり、4月から休校する予定。

斎藤仁道校長は児童に卒業証書を手渡し、「皆さんには、ちょっとしたことではくじけない粘り強さがある。山木屋を思う心を持ち続けてほしい」とエールを送った。

児童らは「別れのことば」で、「山木屋小の卒業生であることを誇りに、中学校でも頑張りたい」と元気な声を上げた。家族への感謝を伝える場面では、感極まって涙を流す児童も。最後は集まった地域住民らと共に校歌を斉唱した。

学校がある山木屋地区は原発事故に伴い避難区域に指定された。事故直後の2011年3月には、同校は混乱の中で卒業式を執り行ったが、その後は町内の別の小学校などに間借りして授業を続けてきた。17年3月に避難指示が解除され、屋根付きのプールを新設するなど校舎を整備してきたが、震災前に70人いた児童数は5人にまで減った。

東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除され、8年ぶりに地元での卒業式に臨む福島県川俣町立山木屋小学校の児童=22日午前、福島県川俣町東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除され、8年ぶりに地元での卒業式に臨む福島県川俣町立山木屋小学校の児童=22日午前、福島県川俣町

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