政府、元号「落選案」公表せず=前例踏襲、選考不透明の恐れ

政治・外交

政府は新元号決定に当たり、採用しなかった案を公表しない方針を固めた。政府関係者が26日、明らかにした。1989年の平成改元時の前例にならった。衆参両院議長らから聞き取った意見や、考案を依頼した学者名、人数なども明らかにしないため、選考過程が不透明になる恐れがある。

新元号は4月1日に菅義偉官房長官が記者会見で発表する。安倍晋三首相も談話を出す方向だ。ただ、この中で選考から漏れた案や理由については触れない。落選した案が将来の元号候補として改めて提案される場合の影響を考慮する。

平成改元時に最終案として残った「修文(しゅうぶん)」と「正化(せいか)」の2案は、関係者への取材により名称が明らかになったが、当時の政府は発表していない。

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