19年度予算が成立=初の100兆円超-与野党、選挙態勢に

政治・外交

2019年度予算は27日午後の参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。一般会計総額は101兆4571億円。7年連続で過去最大を更新し、当初段階で初めて100兆円を超えた。予算成立を受け、与野党は4月の統一地方選に注力するとともに、夏の参院選に向けた準備を急ぐ。

安倍晋三首相は本会議後、国会内で記者団に「予算の早期執行に全力を挙げたい。世界経済が不透明感を増す中、経済運営に万全を期す」と強調した。

後半国会で、政府・与党は幼児教育・保育を無償化する子ども・子育て支援法改正案や、親の体罰を禁止する児童虐待防止関連法改正案などの会期内成立に全力を挙げる。憲法改正に関しては、国民投票の利便性向上を図る国民投票法改正案の審議入りを模索、停滞が続く国会での改憲論議の契機としたい考えだ。

これに対し、立憲民主党など主要野党は、厚生労働省の統計不正問題や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題などを引き続き追及。安倍政権との対決姿勢を鮮明にする方針だ。

19年度予算は、10月の消費税率10%への引き上げに伴う景気対策として、キャッシュレス決済向けポイント還元やプレミアム付き商品券などに計2兆280億円を計上。防衛費は、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備などを盛り込み、過去最大の計5兆2574億円に上った。幼児教育・保育の無償化などで社会保障費も膨らんだ。

2019年度予算が自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した参院本会議=27日午後、国会内2019年度予算が自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した参院本会議=27日午後、国会内

参院本会議で2019年度予算が可決、成立し、一礼する安倍晋三首相(右端)ら=27日午後、国会内参院本会議で2019年度予算が可決、成立し、一礼する安倍晋三首相(右端)ら=27日午後、国会内

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