南極海調査捕鯨に幕=船団が帰還-山口・下関

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南極海で最後の調査捕鯨に従事した調査母船「日新丸」(8145トン)などの船団が31日までに日本に帰還し、下関港(山口県下関市)で同日式典が行われた。日本は国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、7月から商業捕鯨を再開することを既に決定。1987年に始まった南極海での調査捕鯨が幕を閉じた。

船団に加わっていた目視調査船「第二勇新丸」は既に宮城県の仙台塩釜港に帰港した。

船団は昨年11月、南極海に向け出港し、クロミンククジラ333頭を捕獲した。反捕鯨団体シー・シェパードの妨害などはなかったという。

下関市主催の入港式には水産庁の長谷成人長官らが出席した。長谷氏は「30年間にわたった南極海での調査捕鯨は区切りを迎えるが、この間の成果である科学的情報は人類の財産と言える」と述べた。

調査団長を務めた日本鯨類研究所鯨類生物研究室の坂東武治室長は「乗組員には氷点下の厳しい南極海で調査に従事していただき、心よりお礼を申し上げる」と語った。

南極海での調査捕鯨を終えて帰還した調査母船「日新丸」=31日、山口県下関市南極海での調査捕鯨を終えて帰還した調査母船「日新丸」=31日、山口県下関市

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