「令和」対応、急ピッチ=カレンダーや印鑑-造幣局も金型製作へ

社会

新元号の正式発表を受け、カレンダー業界や硬貨を製造する造幣局などは「令和」への対応に向け一斉に動きだした。

大阪市東成区の「新日本カレンダー」では、発表とほぼ同時に、新元号に対応した記念商品の作製に取り掛かった。令和に切り替わる5月から始まる卓上カレンダーは、想定の4倍を超える約2万部の予約が入っており、今月20日ごろ店頭に並ぶ予定という。

記念商品の作製責任者を務める宮崎貴生さん(30)は、祖父も同社で「平成」最初の商品を手掛けた。「前回は自粛ムードであまり売れなかったと聞いた。お祝いを込めて商品を作れるのは幸せ」と笑顔を見せた。

印鑑メーカー大手「シヤチハタ」(名古屋市)には発表後の約30分間で「令和」印の注文が数十件相次いだ。「平成」に二重線を押す訂正印を含め、一定の注文が予想されるが、同社の担当者は「昭和から平成に変わった当時と違い、今はパソコンですぐに書類を印刷し直せるので、どれほど需要があるのか見通しが立たない」と話した。

造幣局(大阪市)は、元号や製造年を改めた硬貨の金型製作に着手した。金型は製造年に合わせて毎年作っているが、今回は改元で作り直す。完成に約3カ月を要し、6種類の硬貨のうち一部は、早ければ夏ごろ新元号のものがお目見えし、全種類がそろうのは10月ごろになる見通し。

広報担当者は「新元号が分からず、そわそわしていたが、ようやく決まってほっとしている。これからしっかり作っていきたい」と話した。

新元号を取り入れたカレンダーの作製に追われる「新日本カレンダー」の社員=1日午前、大阪市東成区新元号を取り入れたカレンダーの作製に追われる「新日本カレンダー」の社員=1日午前、大阪市東成区

新元号が発表され、作業を行うカレンダー会社の社員=1日、大阪市東成区の新日本カレンダー本社新元号が発表され、作業を行うカレンダー会社の社員=1日、大阪市東成区の新日本カレンダー本社

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