白血病患者も子持てる治療を=補助へネット募金開始-骨髄バンク協

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全国骨髄バンク推進連絡協議会は4日、白血病患者らが放射線療法などで生殖機能を失う前に卵子や精子を保存し、子を持つ可能性を残す「妊孕(にんよう)性温存療法」の費用を補助するため、インターネットで寄付を募るクラウドファンディングを始めた。約2カ月間で1000万円の資金獲得を目指す。

卵子・精子の保存は自由診療で、全額患者負担。協議会によると、採取保存に卵子は15万~45万円程度、精子は2万~7万円程度かかり、保存を継続するのに年1万~6万円程度必要という。

協議会は同日、記者会見した。出席した四国の公務員男性(42)は25歳で慢性骨髄性白血病と診断され、翌年に骨髄移植を受けたが、事前に精子を保存。3人の子を持てた。保存などの費用は全体で50万円以上に上り、両親の援助で賄った。

男性は「20代の多くは経済的に厳しい上、病気の治療費も高額。補助があると、経済的にも精神的にも負担は減り、安心できる」と語った。

白血病患者らが子を持つ可能性を残す治療の費用を補助するためクラウドファンディングを開始し、記者会見する全国骨髄バンク推進連絡協議会の担当者=4日午前、東京都千代田区白血病患者らが子を持つ可能性を残す治療の費用を補助するためクラウドファンディングを開始し、記者会見する全国骨髄バンク推進連絡協議会の担当者=4日午前、東京都千代田区

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