猫は自分の名前を把握=単に返事しないだけ-英科学誌

社会

【ロンドン時事】猫は自分の名前をちゃんと聞き分けている-。日本の研究者のこんな内容の論文が4日付の英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載され、大きな反響を呼んでいる。名前を呼ばれても返事をしないことが多いのは、単に猫の気分の問題だったようだ。

論文は上智大の齋藤慈子准教授らの研究チームが執筆した。論文や上智大の発表によると、准教授らは猫が自分の名前と一般名詞などを聞き分けているかを調査。自分の飼い主だけでなく、見知らぬ人の音声でも、自分の名前を呼ばれたときには猫は耳や顔を動かすなどして聞き分けていることを示したという。

一般家庭の猫だけでなく、猫カフェの猫も調査し、同様の結果が得られた。ただ、猫カフェの猫は自分の名前と他の同居する猫の名前を区別できていなかった。

論文は「自分の名前が、餌や遊びのような『ご褒美』、動物病院やお風呂などの『罰』と結び付いている可能性を示唆している」と分析した。

調査結果を受けて、日本と同様に猫好きの多い英国のメディアは一斉に報道。交流サイトでも「猫の飼い主なら知っていることにようやく科学が追い付いた」などの声が上がっている。

ロンドンの家庭で飼われる猫=2018年12月ロンドンの家庭で飼われる猫=2018年12月

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