「びっくり」「誇りに思う」=新紙幣肖像、ゆかりの地-津田塾大、熊本・小国町

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新しいお札の顔に選ばれた渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の3人。ゆかりの地や関係者からは9日午前、「びっくりした」「誇りに思う」などと、一斉に驚きや喜びの声が上がった。

新1万円札の肖像となる渋沢栄一が生まれた埼玉県深谷市はホームページを更新し、財務省発表のデザインの詳細を掲載。裏面に印刷される東京駅(丸の内駅舎)に使われたれんがの一部は、渋沢が設立した会社で作られたというエピソードを紹介した。生地を案内するボランティア小久保一美さん(73)は「渋沢は23歳まで深谷におり、県外に出た後も地域の祭りに来てくれた。紙幣が前回変更された際は『ひげがないからなれなかった』といううわさもあった。功績を知って、多くの人に来てほしい」と話した。

新しい5千円札の津田梅子が創設した女子英学塾が前身の津田塾大学(東京都小平市)。登校中の英語英文学科1年の学生は「ニュースを見てびっくりした。入学したばかりの大学の創設者がまさか、という感じ。とてもいい大学なので、これを機に多くの人に知ってもらいたい」と顔をほころばせた。

同学科2年の学生は「自分が生まれてからずっと慣れ親しんできたお札のデザインが変わるだけでも衝撃なのに、それが自分が通う大学の創設者というのは、とても誇りに思う」と胸を張った。国際関係学科3年の学生は「5千円札は、女性枠なのか」としつつ、「女子教育の普及・推進に努めたことが国に評価されたのだと思う」と話した。

新千円札の顔となる北里柴三郎。出生の地、熊本県小国町の町長で遠縁に当たるという北里耕亮町長(50)は「小国町に生まれた人が、紙幣に採用されたことを誇りに思う。これを機会に多くの方に北里柴三郎の功績を知っていただけることができると思っている」と喜びを爆発させた。

現在の千円札の肖像が野口英世であることに触れて「北里先生の研究所の教え子だった弟子の野口英世が先に千円札になり、ストーリー性がある」と話していた。

新しい1万円札の肖像となる渋沢栄一の生地=9日午前、埼玉県深谷市新しい1万円札の肖像となる渋沢栄一の生地=9日午前、埼玉県深谷市

津田塾大学内にある津田梅子の墓=9日午前、東京都小平市津田塾大学内にある津田梅子の墓=9日午前、東京都小平市

新千円札の肖像となる北里柴三郎の生家=9日午前、熊本県小国町北里新千円札の肖像となる北里柴三郎の生家=9日午前、熊本県小国町北里

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