JR北、31年度黒字化目指す=運賃上げ、再開発事業で-中長期計画

経済・ビジネス

JR北海道(札幌市)は9日、北海道新幹線の札幌延伸翌年度の2031年度に、業務効率化と収益強化を両輪に収支を約390億円改善させ、黒字化を目指すと発表した。10月の消費税増税に伴い運賃を引き上げ。札幌駅前の再開発など鉄道以外の事業売り上げを18年度の1.5倍の約1200億円に拡大させる。

国土交通省は18年7月、経営難のJR北に対し、JR会社法に基づきコスト削減などの経営改善を求める監督命令を出すとともに、具体策を盛り込んだ中長期の計画策定を要請していた。

390億円の収支改善の内訳は、新青森-新函館北斗間の現在の新幹線の高速化などに取り組むことで約200億円。運賃上げや再開発・ホテル拡大を柱に約190億円を見込んだ。値上げ幅は今後詰める。

さらに、JR北はグループ全体の高コスト体質が指摘されていた子会社の統廃合を進めるなどし、31年度には関連利益で約50億円を計上。連結最終損益で10億円規模の黒字確保を目指す。

島田修社長は記者会見で、単独維持が困難な宗谷線など8区間の存続をめぐり「地域に一定の負担をお願いしなければならない」と、沿線自治体などに資金支援を訴えた。

中長期の経営計画を記者会見で説明する島田修JR北海道社長=9日、札幌市の本社中長期の経営計画を記者会見で説明する島田修JR北海道社長=9日、札幌市の本社

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