大学初、顔認証で出欠=「代返」防止、事務効率化も-兵庫医大

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兵庫医科大(兵庫県西宮市)は、顔認証で学生の出欠を確認する仕組みを4月から導入した。同大によると、国内の大学では初めての試みで、本人以外の学生による「代返」の防止や、教職員の業務効率化が期待できるという。

認証機能付きのタブレット端末を5日から、1~4年の講義室にそれぞれ教員用1台、学生用3台の計16台配備。約470人が顔を事前登録した上で、授業の冒頭でタブレットを順次回して顔をかざし、出席を登録している。認証がうまくいかない場合は、学籍番号の入力画面に切り替わる。

教員用タブレット端末には、顔認証の様子がリアルタイムで映し出され、出欠状況が即座に分かる。長期欠席者を早期に把握し、学生の心身のケアにもつなげたい考えだ。

顔認証は出欠を管理する教務システムと連動しており、教職員による出席カードの配布・回収や入力業務も省ける。年間1700回の講義で、計約425時間を削減できる見込み。将来的には、研究室への入退室管理などセキュリティー面での応用も目指している。

同大の鈴木敬一郎副学長は「大学にはホームルームなどの時間がなく、包括的に学生を見守ることが困難だった」と指摘。「システムの活用により、学生や保護者からの信頼感も増し、習熟度別などにクラス編成を変更した場合も、出欠把握の煩雑さを防げる」と話している。

顔認証機能を使い、出席登録する兵庫医科大の学生=5日、兵庫県西宮市(同大提供)顔認証機能を使い、出席登録する兵庫医科大の学生=5日、兵庫県西宮市(同大提供)

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