トヨタやソフトバンク、ウーバーに1100億円出資=自動運転、グーグル系追撃へ

経済・ビジネス

トヨタ自動車とソフトバンクグループの投資ファンドなど3社は19日、米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ側に計10億ドル(約1100億円)を出資すると発表した。車を所有せず共同で利用する動きが広がる中、今後の需要拡大が期待されるライドシェア(相乗り)向けに、自動運転車両の開発力を強化するのが狙い。

自動運転の開発では、米IT大手グーグル系のウェイモが先行しており、トヨタとソフトバンクは今回の出資を通じ追撃したい考え。

ウーバーが自動運転開発部門を分社化して設立する新会社に計10億ドルを投じる。出資額はトヨタが4億ドル、デンソーが2億6700万ドル、ソフトバンクの投資ファンドが3億3300万ドルで、7~9月をめどに手続きを終える予定。トヨタとソフトバンク側から新会社に取締役を1人ずつ派遣する。

ウーバーは、スマートフォンのアプリを使い、目的地まで他人の車に相乗りするサービスを世界で展開している。トヨタはウーバーに対し、2016年5月に金融子会社などを通じ出資(金額非公表)。18年8月にはトヨタ本体から5億ドルを出資し、米国でライドシェア専用の自動運転車両を21年に投入する方針を打ち出した。

トヨタは今回の出資で提携関係を強化し、自動運転車両の量産化とサービスの実用化にめどを付ける。自動運転に必要なセンサーなどの部品やソフトの開発も共同で行い、今後3年間で最大3億ドルの開発費を負担する。一方、ソフトバンクはウーバーに15%超出資する筆頭株主。ウーバーは5月にも米国で上場する予定。

ウーバーのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は「素晴らしいパートナーとともに推進する今後のプロジェクトの成果を確信している」とのコメントを発表。トヨタの友山茂樹執行役員副社長は「より安全、高品質で低コストの自動運転ライドシェア車両の実用化を目指す」と強調した。

米ライドシェア大手ウーバー・テクノロジーズへの追加出資を決めて調印式を行うトヨタ自動車やソフトバンクグループなどの担当責任者=18日、米サンフランシスコ米ライドシェア大手ウーバー・テクノロジーズへの追加出資を決めて調印式を行うトヨタ自動車やソフトバンクグループなどの担当責任者=18日、米サンフランシスコ

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