日産、COOに山内氏昇格=統治改善へ、役員の陣容刷新

経済・ビジネス 社会

日産自動車は23日の取締役会で、5月16日付の役員人事を決めたと発表した。最高執行責任者(COO)には、生産部門などを統括するチーフ・コンペティティブ・オフィサー(CCO)の山内康裕氏(63)を昇格させる。星野朝子専務執行役員ら3人を副社長に充てるなど企業統治の改善に向け、役員の陣容を刷新する。

COOは2013年11月以降は空席となっていたが、5年半ぶりに復活する。日産は、今回の人事の狙いについて「事業の安定化を目指して経営体制を強化する」と説明している。

日産は企業連合を組むフランス自動車大手ルノーとの間で、COO以上の首脳級役員を受け入れる協定を結んでいる。ルノーは協定に基づき、新たにポストを要求していたもようだ。しかし、日産は今回は応じず、生え抜きの山内氏をCOOに昇格させ、ルノー出身役員のクリスチャン・ヴァンデンヘンデ氏を副COOとするにとどめた。

日産はダニエレ・スキラッチ副社長が5月15日付で退任する人事も発表。スキラッチ氏は前会長カルロス・ゴーン被告に近く、電気自動車の戦略やアジア事業などを統括していた。日産では「ゴーン派」とされる外国人幹部の退社が相次いでいる。

山内康裕 日産自動車次期最高執行責任者(同社提供)山内康裕 日産自動車次期最高執行責任者(同社提供)

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